2022年を振り返って
- 未生流東重甫
- 2022年12月29日
- 読了時間: 2分
今年も慌ただしい師走を快く迎える事が出来ました。確かに何かにつけ忙しく感じますが、何だかホッとしています。
年始にもご紹介しましたが、安岡正篤氏曰く「忙しいと云う字は、心を失うと書く。心を失っては駄目である」という戒めの言葉があります。おおよそ忙しいと周りの見える範囲が常より狭くなります。しかしこの状況を喜べば嬉しい悲鳴に変わるものです。未だ身体が動くこともあり、新しい年を迎える準備は忙しいというよりワクワク感が心に宿ります。
そして、新しく迎える年のノートに1月の予定を書き入れていると、心が改まる思いがします。もう来年に足を踏み入れていると喜びをも感じます。
今年1年をノートで振り返ると1ヶ月単位の繰り返しのようにも思えますが、それでも私にとっては最初の一歩の連続ではありました。ありがたいことです。1年を振り返ることも大切ですが、元には戻れません。やはり過去は人生の糧として、前を見据えて進まなくては身近な未来である明日でさえ受け入れられないように思います。
皆様方にとって、今年が来る年を迎える準備になりましたでしょうか。確実に歩を進めて、新しい年を迎えられることを祈念いたします。
「心が明るく前向きであれば、暗い部屋の中からでも青空が見える様に爽快である。心が暗く後向であれば、真っ昼間であっても悪魔や悪い鬼が出てくる」 (菜根譚 前集66項より)
心の持ち方が幸せを運んでくるものです。幸せを運んでくれるならしっかり器を作って待ちましょう。
今年も長い1年間、お付き合い頂き有り難うございました。とはいいましてもまだ少し2022年が残っています。最後まで楽しい思い出作りに励み、何より身体に気をつけて夢多き新しい年をお迎えください。
2021年12月吉日
東 重甫
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