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未生流 東重甫
いけばな教室
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11月の花:柊(ヒイラギ)
2017年11月の花 <柊(ひいらぎ)とセイヨウヒイラギ> やっと秋を楽しむことが出来たと思った矢先、すぐに冬装備の季節がやってきました。生け花の世界では、秋を感じさせてくれる機会は必然的に多いものの、日常の生活ではなかなか出会う機会も時間も与えて頂けません。ゆっくり味わい...
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2017年11月16日
2017年9月のコラム <五巻筒>
2017年9月のコラム <五巻筒> 今年は三巻筒、二管筒、二重切や三重切そのほか竹の器について話を進めてきましたが、三巻筒に続いて五巻筒をご紹介します。 竹筒では、寄せ筒の二管、三巻、五巻、七管、九巻、十二巻、十五巻等々応用で何巻でも考えられます。活の員数に随い長さが決め...
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2017年10月18日


9月の花:萩(ハギ)
2017年9月の花 萩(はぎ) 萩(はぎ)と聞けば秋の七草がすぐに思い浮かびます。これほど万葉集の中で一般人に溶け込んでいる歌は他には無いと思います。代表的なものに“萩の花尾花葛花瞿麦の花 女郎花また藤袴朝貌の花”(巻八;一五三八 山上憶良)がありますが、この他にも山部赤人...
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2017年8月28日
2017年6月のコラム <三巻筒 左旋右旋>
2017年6月 今月のコラム <三巻筒 左旋右旋> 未生流の伝書「規矩の巻」には、花器やお花道具等を造り方について細やかに説明がありますが、中でも竹花器は未生流にとって大切な器の1つです。 宝器とされている七種竹花器の三種の変化に始まり、三重・五重・船等いく種もの竹花器だけ...
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2017年6月5日


5月の花: 紫蘭(シラン)
2017年5月の花 <紫蘭(しらん)> ようやく出揃った楓の葉と風との戯れで木漏れ日が楽しそうにうごめいています。初夏の陽射しが眩しく、木々の緑も色鮮やかに空の青さとの境界線を描いています。 それぞれの木が大きく背伸びをしている時期に、里では様々な草花がところせましと咲き始...
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2017年5月9日


4月の花:葉蘭(ハラン)
1月、2月、3月と新年を迎えた喜びもつかの間、3ヵ月間が慌ただしく過ぎていき、あっという間に4月です。そんな中でも、日本の季節を彩る花たちは出番を待ちかねて美しい姿を見せてくれます。 冬は緑の物が多いですが、お蔭でいけばなではその時節の花を愛でる事が出来ます。1月は蝋梅(...
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2017年4月7日

2016年12月:万両、千両、百両、十両、一両
2016年12月 今月の花 <万両、千両、百両、十両、一両> 1年12ヵ月24節気72候、まさに光陰矢のごとし、過ぎていく速さを今更に感じています。今年は急な冷え込みで美しい紅葉を観ることもでき、秋の視覚の楽しみをそれなりに味わうことが出来ました。そして、もちろん秋の味覚、...
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2016年12月11日

草木種々取り合わせ挿けの心得
2016年12月 今月のコラム<草木種々取り合わせ挿けの心得> 今年は、未生流で基本となる花道具の種類と扱い方、つまり宝器である七種竹花器とそれぞれの意味、二重三重切、釣瓶、盥・馬盥、籠・垂撥、船、轡、据物花器に続いて、これらの器に花をいける際の花姿花器相応の心得をご説明し...
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2016年12月11日
花器花姿相応の心得
2016年11月 今月のコラム<花器花姿相応の心得> 例年では初夏から夏にかけて多く発生する台風が、今年は暦の上では秋となってから多数日本に接近・上陸をする異例の事態となっています。その影響なのでしょうか、まだまだ日中は夏日のような気温が続いていますが、ようやく朝晩の冷え込...
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2016年11月8日


11月の花:木瓜(ボケ)
2016年11月 今月の花 <木瓜(ぼけ)> 長かった夏も終わり、錦秋の季節をあちこちで感じさせてくれる時期になりました。秋の深まりは冬への誘いです。燃えるような紅葉が散りゆく景色に秋と冬との狭間を垣間見ますが、季節の移り変わりを、顕著に感じることは難しいものです。ただ、幸...
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2016年11月8日
真行草花台薄板時候の心得
2016年10月のコラム<真行草花台薄板時候の心得> 10月は旧暦で神無月といい、別名は他にも多くあります。 1つでも季節を感じる言葉があれば良いのですが、応章、応鐘(おうしょう)、開冬、亥冬(がいとう)、神去月、雷無月(かみなかりづき)、吉月、極陽、建亥月、玄英、春、坤...
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2016年10月12日


10月の花:十月桜(ジュウガツザクラ)
2016年10月 今月の花<十月桜> 24節気ではいよいよ晩秋を迎え、今年は10月8日が寒露(かんろ)、23日は霜降(そうこう)です。72候では、寒露は雁が飛来し始め菊の花が咲き始める時期となり、霜降は霜が降り始め小雨がしとしと降りもみじや蔦が紅葉し始める時期となります。ま...
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2016年10月12日
据物取扱いの心得
2016年9月 今月のコラム <据物取扱いの心得> 先日、39.2度の記録的暑さが報告されました。この気温はどこまで上がるのでしょうか。ここまで高温な日が続くと、ついつい水物が恋しくなります。水物といっても食する物もあれば、ミストのように肌で感じるもの、水琴窟のように聴覚...
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2016年9月5日


2016年9月 木犀(モクセイ)
2016年9月 今月の花 <木犀(もくせい)> 9月に入ると朝夕が少し涼しさを運んでくれるようになり、「今年の夏は今までで一番暑かったね!」と振り返ることもチラホラ出てくるのではないでしょうか。もっとも、最近の夏は残暑が厳しいことも多く、9月でもまだ寝苦しい夜が続いたりもし...
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2016年9月5日
船の取り扱い
2016 年8月 今月のコラム <船の取り扱い> いけばなの器(花器)には用途別に多くの種類があります。いけばなは、鎌倉、室町時代の供花から発展し、江戸時代には一般人の床の間を飾る花として親しまれ、この頃には花器として形や材質も随分自由に考えられていました。竹や桐、檜など...
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2016年8月6日


8月の花:葛(クズ)
2016年8月 今月の花 < 葛(くず)> 「今年の夏は今までで一番暑い!」と毎年のように天気予報などで言われていますが、今年は 台風の発生が7月に入ってからの第一号と例年に比べてずいぶん遅いこともあり、かなり暑い夏が素人でも予想されます。今年に限らず、気候の変化が気には...
未生流東重甫
2016年8月6日
釣瓶(つるべ)
2016年7 月 今月のコラム <釣瓶(つるべ)> 汗をかき、喉がからからに乾き、冷たい水が恋しい季節になってきました。 今は何でも冷蔵庫で簡単に冷やすことができますが、冷たい井戸水や山の水で冷えた果物を食べた時の美味しさは格別です ...
未生流東重甫
2016年7月6日


7月の花:萩(ハギ)
7月にもなると季節はいよいよ真夏の様相に包まれます。24節気では七夕でもある7日が小暑、22日が大暑となります。また、18日から8月6日までが土用、今年は7月30日が土用の丑の日で、この日に鰻、梅干し、瓜など、ウのつくものを食して夏の暑さに負けないようにします。...
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2016年7月6日
二重三重の花器いけ方の心得
2016年6月 今月のコラム<二重三重の花器いけ方の心得> 今年2月からのテーマコラムでは、未生流の宝器である七種竹花器の意味をご紹介してきましたが、七種全て網羅しましたので今月からは伝書三才の巻から花展などでは必ず目にするお花道具を抜粋し、使い方やその心得についてお話しし...
未生流東重甫
2016年6月8日


6月の花:百日紅(サルスベリ)
5月下旬にもなると山々の色合いも新緑から濃い緑へと山笑う時期の木々の躍動感溢れる姿から、落ち着いた大人の雰囲気を感じさせられます。6月を迎え、里には色鮮やかな木々が目立ち始め、紫陽花(あじさい)や柿、柘榴(ざくろ)、水芙蓉(すいふよう)、夏椿(なつつばき)、山法師(やまぼう...
未生流東重甫
2016年6月8日
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