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未生流 東重甫
いけばな教室
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9月の花:桔梗(キキョウ)
桔梗は、万葉集のなかで秋の七草と歌われている萩・尾花・葛・撫子・女郎花・藤袴・朝顔のうち、「朝顔」に該当するといわれています。 植物としては、キキョウ科キキョウ属に分類される多年草本植物で、自生株は絶滅危惧種でもあります。つぼみの状態では花びら同士が風船のようにぴたりと...
未生流東重甫
2013年9月1日


8月の花:女郎花(オミナエシ)
梅雨明け直後から炎暑ともいえる暑い日々が続いていますが、今年は8月7日が「立秋」にあたります。つまり、暦の上では秋になります。万葉集の巻八では、秋の七草について、以下のように詠まれています。 萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花 ...
未生流東重甫
2013年8月1日


7月の花:睡蓮(スイレン)
7月は1日の海開きから始まり、七夕や夏祭りと夏真っ盛りの行事が多い月です。この7月には、文月(ふみづき)、七夕月(たなばたづき)、女郎花月(おみなえしづき)、初秋(はつあき)、 涼月(りょうげつ)、 蘭月(らんげつ)、桐月(とうげつ)など、他にも多くの名前があります。 ...
未生流東重甫
2013年7月1日


6月の花:夏椿(婆羅樹:シャラノキ)
ついこないだ桜が咲いたと思っていたところですが、先週より6月に入りました。今年は例年よりも早く5月に梅雨入りした地域も多いため、梅雨といえば6月、6月といえば梅雨という季節感をあまり感じないかもしれません。 さて、学生や社会人の方の中にはお気づきの方もいらっしゃると思います...
未生流東重甫
2013年6月1日


5月の花:花菖蒲(ハナショウブ)
5月は端午の節句のコラムでも菖蒲を紹介していますが、今は一般的に菖蒲と言えば花菖蒲をさします。花菖蒲といえば、「菖蒲・アヤメ・杜若(かきつばた)」の3つの花が連想される方もいらっしゃると思います。この3種の花は凛とした美しい姿をもち、見分け難しいと思われがちなのですが、実は...
未生流東重甫
2013年5月1日


4月の花:桜(サクラ)
今年は去年と比べて3月上旬から暖かい日が続いたこともあり、桜の開花時期が大幅に早いようです。すでに開花時期を過ぎた種類も多くありますが、新年度の最初の月に桜を連想する行事も数多くあることもあり、は桜をイメージするのではないでしょうか。 ...
未生流東重甫
2013年4月1日


3月の花:椿/海石榴(ツバキ)
日本原産の椿は、ツバキ科ツバキ属の植物で、学名をCamellia Japonicaといいます。日本原産だけにみなさんも馴染の深い花ではないかと思います。常緑性の高木で、樹皮はなめらかで灰白色の優しい印象をもっており、これはいけばなにおいても大切なポイントです。葉は互生、楕円...
未生流東重甫
2013年3月1日


2月の花:梅
いけばなに欠く事の出来ない花材であり、一般庶民にも関わりが大きい植物ということで梅を二月の花に選びました。 まず、少し学問的なことをご紹介します。 分類 バラ科 サクラ属 梅種 英名 Japanese apricot 梅の字 (あざな)梅・烏梅・汗米・宇米・有米・干梅...
未生流東重甫
2013年2月1日


1月の花:若松
未生流ではめでたく新年を迎える花として、元日は若松、2日は伐り竹(きりたけ)、3日は梅をいけてお正月の三が日を祝います。 特に元日は、五節句の日とも考えられていることから、若松を七五三(しめ)の伝でいけます。七五三の伝とは、注連縄(しめなわ)飾りの藁の節を三・五・七と付け...
未生流東重甫
2013年1月3日


12月の花:水仙(スイセン)
水仙は、ヒガンバナ科スイセン属(ナルシサス属)に属する植物で、原産地は地中海沿岸です。 ちちろ、ちちろっぱ、はるたま等、別名には面白い名があり、この他にも色々あります。 名前だけでなく、園芸品種についても1万品種以上もあり、品種改良などで現在も増え続けています。品種が多い...
未生流東重甫
2012年12月1日


11月の花:ツルウメモドキ
蔓梅擬は、ニシキ木科ツルウメモドキ属に属するつる性の樹木ですが、葉の形が梅に似ていることからこの名前が付きました。 5月頃に花が咲き、初夏には黄緑色の実がなりますが、秋になるとこの実が薄黄色に熟します。熟した後は皮の中から赤い種子が現れます。 ...
未生流東重甫
2012年11月1日


10月の花: キク
「いけばな」においても菊は欠く事のできない草花であり、平安時代に五節句の思想と共に菊も渡来したと考えられています。 五節句とは、「人日(じんじつ)」「上巳(じょうし/じょうみ)」「端午(たんご)」「七夕(たなばた)」「重陽(ちょうよう)」のことで、それぞれ1月7日、3月...
未生流東重甫
2012年10月1日


9月の花:ススキ
秋は草花が美しい季節ではありますが、色々ある中から「中秋(ちゅうしゅう)*の名月」に飾る芒を今回はテーマにします。奈良時代の歌人である山上憶良(やまのうえのおくら)が秋の七草について、万葉集(巻8)で詠んでいます。 「萩(はぎ)の花 尾花(おばな) 葛花(くずばな) 瞿麦(...
未生流東重甫
2012年9月1日


8月の花: ハス
古名は「はちす」。 花托(蓮肉・台(うてな))の形が蜂の巣に似ている所から名付けられました。水芙蓉・不語仙・池見草などと称します。 中国では「荷か」の字を当てます。日本へは仏教と共に渡来した花で歴史は古く、釈迦生誕の故事にも出てくるもので仏教とは深く縁のある花です。 ...
未生流東重甫
2012年8月1日


7月の花: ヒオウギ
七月は夏祭りの花とでも呼びましょうか「檜(ひ)扇(おうぎ)」が思い浮かびます。 檜扇という名は、ヒノキの薄い板すみを綴じて作る檜扇と呼ばれている扇子のような物に似ていることに由来します。 黄色またはオレンジに黒い斑点のある6枚花びらの花を咲かせ、緑色の袋状の実を付けま...
未生流東重甫
2012年7月1日


6月の花:アジサイ
アジサイ科アジサイ属の植物の総称で、学名のHydrangeaは「水の容器」という意味で、日本には10数種が自生しています。花の色(といっても正しくは「がく」で、本当の花は中心部分の丸い粒のような部分)が土壌の酸性度(pH)、アルミニウムイオン量や開花からの日数によって様々に...
未生流東重甫
2012年6月1日
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