top of page
未生流 東重甫
いけばな教室
検索


5月の花:太藺(フトイ)
春の華やかな花の競演も少し落ち着き、新緑が芽にまぶしく清々しい季節の到来です。 この季節、近年では夏の盛りの様な天気の日も多いようですが、まだ朝夕には涼しい風を感じます。 山の新緑、里の花、そして水辺には杜若(かきつばた)や河骨(こうほね)、そして群がる緑の線の重なりが...
未生流東重甫
2015年5月7日


4月の花:芍薬(シャクヤク)
芍薬は、ボタン属草本類の総称で、ユキノシタ目ボタン科ボタン属シャクヤク種に分類される被子植物であり、亜種や変種を含めて30数種類が知られ、日本、中国、シベリア、ヨーロッパと米国の一部に分布しています。学名をPaeonia...
未生流東重甫
2015年4月5日


3月の花:杜若(カキツバタ)
今月の月極テーマコラムで「新宅移徙の花の心得」を紹介していますが、移徙(わたまし)とは、新しい住まいに移ることです。この新しい住まいとは、新築かどうかに限らず、いわゆる中古住宅へ移る場合も該当し、その際にいけられる花の中から、杜若(かきつばた」をご紹介します。...
未生流東重甫
2015年3月8日


2月の花: 梅
1月は婚礼の花から、竹を取り上げました。今月は、節分の花や多くの祝事の花に使われています梅を取り上げます。 梅は、被子植物門双子葉植物網バラ科サクラ属ウメ種に分類される落葉高木で、外来種です。英名をJapanese apricot、別名に「好文木」(西暦280年頃、晋の武帝...
未生流東重甫
2015年2月15日


1月の花:竹
今月は日本の関係が古い「竹」をご紹介します。竹と日本の歴史は「神代」にさかのぼり、縄文時代(約1万~2300年前)の土器に竹を描いたものが多く出土おり、弥生時代(約2300年~1700年前)から古墳時代(約1700~1500年前)には竹管(竹玉)が祭祀具として用いられたこと...
未生流東重甫
2015年1月31日


12月の花:蝋梅(ロウバイ)
様々に織りなす錦絵のような景色も、過ぎてしまえば邪魔物のように忘れ去られます。春の桜もそうですが、良い時もやがて過ぎ去る、人社会の悲哀を感じます。ともあれ、冬眠する木々もあれば寒さに負けずと花を咲かせる木々も沢山あります。そんな中から、今月は厳寒の頃に春を思わせる様な芳香を...
未生流東重甫
2014年11月29日


11月の花:寒椿(カンツバキ)
11月は、いよいよ冬を迎える季節です。24節気の小雪と立冬にもあるように、少しの間秋の実りに舌鼓を打っているとすぐそこに冬が出番を待っています。また、秋のなごりを惜しむかのように紅葉で真っ赤に燃える山々に哀愁を感じる季節でもあります。そんな時節の中で出番を待っている草木も多...
未生流東重甫
2014年11月2日


10月の花:茶の木(チャノキ)
朝晩急に涼しくなった途端、日中も爽やかな秋晴れが続いています。最近は、温暖化の影響か紅葉の時期が年々遅くなっている印象を受けますが、徐々に色付いていく紅葉がなぜか物悲しく感じられるのは私だけではないかと思います。見た目派手に変化していく紅葉、色とりどりに咲く秋草や菊と世間で...
未生流東重甫
2014年10月1日


9月の花:彼岸花(ヒガンバナ)
9月聞くと、まだまだ残暑が厳しい暑さが続いていても、やはり秋を感じますね。9月には、長月(ながつき)や菊月(きくづき)、玄月(げんげつ)、紅葉月(もみじづき)、など様々な別名がありますが、まさに秋を表現する言葉が使われており、暦のうえでは秋真っただ中の時期となります。この9...
未生流東重甫
2014年9月1日


8月の花:杜鵑草(ホトトギス)
冷夏の予報から一転、今年も猛暑な日々が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。 暦の上では秋が目の前の8月は、秋の草花の1つである杜鵑草(ほととぎす)をご紹介します。 杜鵑草は、鳥のホトトギスと同じ漢字を使って杜鵑、不如帰、時鳥、などと書いていることがありますが、これは...
未生流東重甫
2014年8月1日


7月の花:向日葵(ひまわり)
今月は7月灼熱の太陽の下で、青い空の色に似合いすぎる様な力強く色鮮やかな黄色い花を咲かせる向日葵(ひまわり)をご紹介します。 向日葵は、被子植物門双子葉植物網キク科ヒマワリ属ヒマワリ種に属する一年草で、学名をHelianthus annuus...
未生流東重甫
2014年7月1日


6月の花:下野草(シモツケソウ)
今月は、この時期、淡い桃色の優しい花を咲かせて心和ませてくれる草花の1つである下野草(しもつけそう)を紹介します。 下野草は、下野(しもつけ)と間違いやすいですが、名前のとおり下野草は草とつくように草木であり、下野は木です。 ...
未生流東重甫
2014年6月1日


5月の花:牡丹(ボタン)
今月の花は、花の王様とも呼ばれる牡丹(ぼたん)です。 牡丹は、ユキノシタ科ボタン科ボタン属に属する被子植物の落葉小低木で、学名をPaeonia suffruticosa、英名はPeonyです。牡丹の別名には、名取草や深見草、廿日草(はつかそう)、富貴草、富貴花、花王、花神...
未生流東重甫
2014年5月1日


4月の花:山吹/棣棠(ヤマブキ)
今月は、太田道灌(おおたどうかん・室町時代後期の武将)の逸話*で有名な山吹を紹介します。山吹は、六玉川(むたまがわ・古歌に詠まれた6つの玉川)の1つで京都山城国(現在の綴喜郡井手町)井出の玉川**でも一般的に知られています。 山吹は、学名をKerria...
未生流東重甫
2014年4月1日


3月の花:春蘭(シュンラン)
今月は春に咲く蘭、春蘭(しゅんらん)を紹介します。 春蘭は、単子葉植物ラン科、セッコク亜科シュンラン属多年草で学名はCymbidium goeringii、別名にホクロ・ジジババなどがあります。この名前の由来は諸説あり、花の形からきたとも言われています。また、花言葉には気品...
未生流東重甫
2014年3月1日


2月の花:福寿草(フクジュソウ)
今月は福寿草(ふくじゅそう)を紹介したいと思います。福寿草は、キンポウゲ科フクジュソウ属に属する多年草で、学名はAdonis ramosa Franchです。また、元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)の別名を持っており、青森や岩手ではマングサ、ツチマングサと呼ぶ地...
未生流東重甫
2014年2月1日


1月の花:薺(ナズナ)
今年も「今月の花」を続けることになりました。思いつくままの花選び、コメントではありますが、これまで気づかなかったその花の良さを発見するかもしれないと思いながら書いておりますので、お付き合いください。 1月は春の七草から薺(なずな)を紹介します。 ...
未生流東重甫
2014年1月1日


12月の花:山茶花(サザンカ)
あっという間に今年も残すこと1か月となりました。今月はこの季節に馴染みの深い花の1つである山茶花(さざんか)を紹介します。 何とも読み難い字ではありますが、山茶花はこの名の音の響きが童謡「たきび」に出てくる懐かしい子供の頃の光景を思い出させてくれ、心にぬくもりも感じさせ...
未生流東重甫
2013年12月1日


11月の花:石蕗(ツワブキ)
今年は長い夏でしたが、ようやく秋めいてきました。今月は、秋に花を咲かす石蕗(つわぶき)を紹介したいと思います。 石蕗は、キク科ツワブキ属に分類される多年草です。学名をシノニム、英名をLeopard plant、別名にイシブキ...
未生流東重甫
2013年11月1日


10月の花:藤袴(フジハカマ)
秋の七草の中から8月に女郎花、9月は桔梗とお話ししてきましたが、今月も続いて秋の七草の中から藤袴(ふじばかま)を紹介したいと思います。 藤袴は、キク科ヒヨドリバナ属に属する多年草で、奈良時代に香料として渡来したものが野生化したものと考えられ、古くから香料・薬草に使われて...
未生流東重甫
2013年10月2日
bottom of page