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未生流 東重甫
いけばな教室
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3月の花:著莪(シャガ)
暦上でも春となり、ようやく春の訪れを感じさせてくれる風が優しく頬をかすめ、花の匂いや土の匂いと共に暖かさを運んでくれるようになってきました。木々の装いの美しさに誘われ飛び交う小鳥達の声も陽気に弾んでいるようで心和む思いです。あまり上手く歌えなかった鶯がようやく「ホーホケキョ...
未生流東重甫
2017年3月6日


2月の花:極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)
2017年2月の花 極楽鳥花(ゴクラクチョウカ) ホームページ開設以来、毎月「今月の花」としていけばなに用いる花材を紹介していますが、これまで50種以上の花を紹介してきました。とはいえ、いけばなに用いる草花や木物の数は多く、こちらで紹介しているものはほんの一部にすぎませんが...
未生流東重甫
2017年2月7日


2016年12月:万両、千両、百両、十両、一両
2016年12月 今月の花 <万両、千両、百両、十両、一両> 1年12ヵ月24節気72候、まさに光陰矢のごとし、過ぎていく速さを今更に感じています。今年は急な冷え込みで美しい紅葉を観ることもでき、秋の視覚の楽しみをそれなりに味わうことが出来ました。そして、もちろん秋の味覚、...
未生流東重甫
2016年12月11日


11月の花:木瓜(ボケ)
2016年11月 今月の花 <木瓜(ぼけ)> 長かった夏も終わり、錦秋の季節をあちこちで感じさせてくれる時期になりました。秋の深まりは冬への誘いです。燃えるような紅葉が散りゆく景色に秋と冬との狭間を垣間見ますが、季節の移り変わりを、顕著に感じることは難しいものです。ただ、幸...
未生流東重甫
2016年11月8日


10月の花:十月桜(ジュウガツザクラ)
2016年10月 今月の花<十月桜> 24節気ではいよいよ晩秋を迎え、今年は10月8日が寒露(かんろ)、23日は霜降(そうこう)です。72候では、寒露は雁が飛来し始め菊の花が咲き始める時期となり、霜降は霜が降り始め小雨がしとしと降りもみじや蔦が紅葉し始める時期となります。ま...
未生流東重甫
2016年10月12日


2016年9月 木犀(モクセイ)
2016年9月 今月の花 <木犀(もくせい)> 9月に入ると朝夕が少し涼しさを運んでくれるようになり、「今年の夏は今までで一番暑かったね!」と振り返ることもチラホラ出てくるのではないでしょうか。もっとも、最近の夏は残暑が厳しいことも多く、9月でもまだ寝苦しい夜が続いたりもし...
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2016年9月5日


8月の花:葛(クズ)
2016年8月 今月の花 < 葛(くず)> 「今年の夏は今までで一番暑い!」と毎年のように天気予報などで言われていますが、今年は 台風の発生が7月に入ってからの第一号と例年に比べてずいぶん遅いこともあり、かなり暑い夏が素人でも予想されます。今年に限らず、気候の変化が気には...
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2016年8月6日


7月の花:萩(ハギ)
7月にもなると季節はいよいよ真夏の様相に包まれます。24節気では七夕でもある7日が小暑、22日が大暑となります。また、18日から8月6日までが土用、今年は7月30日が土用の丑の日で、この日に鰻、梅干し、瓜など、ウのつくものを食して夏の暑さに負けないようにします。...
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2016年7月6日


6月の花:百日紅(サルスベリ)
5月下旬にもなると山々の色合いも新緑から濃い緑へと山笑う時期の木々の躍動感溢れる姿から、落ち着いた大人の雰囲気を感じさせられます。6月を迎え、里には色鮮やかな木々が目立ち始め、紫陽花(あじさい)や柿、柘榴(ざくろ)、水芙蓉(すいふよう)、夏椿(なつつばき)、山法師(やまぼう...
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2016年6月8日


5月の花:空木( ウツギ)
2016年5月 今月の花<空木(うつぎ)> 初春から色んな花が咲き誇り、特に3 月からは南方より桜が咲きお花見気分に浸る姿が報道され始めます。今年は特に外国の方達の姿も多いようで、京都の名所も半数が諸外国からの訪問客のような光景です。私事ではありますが、花展出瓶のため4日程...
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2016年5月6日


4月の花 :石楠花(しゃくなげ)
新春から初夏に掛けては美しい草花が咲き誇る時期ではありますが、蝋梅(ろうばい)、梅、山茱萸(さんしゅゆ)などが雪の降る季節から花を咲かせ、その後も春から初夏まで色んな花を咲かせます。今月は、木々の中でも4月中旬くらいから咲き始め、6月中旬くらいまで楽しめる「山の女王」と称さ...
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2016年4月5日


3月の花:桃(モモ)
毎年2月の中旬になると花桃がいけばな用として市場に出回わります。桃といえば、3月3日は五節句の1つである「上巳(じょうみ)」(元は3月最初の巳の日)、桃の節句とも呼ばれるものを思い起こします。今月はこの桃の花をご紹介します。...
未生流東重甫
2016年3月8日


2月の花:山茱萸(サンシュユ)・満作(マンサク)
ホームページ開設以来、毎月の花のコラムを続けてきましたが、今年も引き続きその月の花を取り上げて季節を感じていこうと思います。 暖冬と予想されていた今冬でしたが、例年どおりの寒波襲来で暦どおりの寒い日が続いています。そんな寒い日の風に芳香を放つ梅を見つけると、いよいよ暦の上で...
未生流東重甫
2016年2月13日


12月の花:歯朶(ウラジロ)
お正月の注連縄や鏡餅には必ず、時には門松にも用いられている歯朶(うらじろ)ですが、なぜ用いられているかといえば難しいものです。 伝書には、事始めの花として白梅に歯朶と紹介されています。そこで、今年が終わり一足早く新しい年を迎える日の花として今月は歯朶を紹介します。...
未生流東重甫
2015年12月6日


11月の花:万年青(オモト)
気が付くと今年も残り少なくなりました。もうお正月の花の準備に入っていますが、やはり年に一度の事、同じ花材を重ねて稽古する事が必要です。 私の教室では、毎年全員が若松と万年青の中でも特に特徴のある「大宗観(たいそうかん)」を七五三の伝でいけており、今年も例外なく我儘な動きをす...
未生流東重甫
2015年12月5日


10月の花:柳(ヤナギ)
春には河岸や池畔に桜と垂れ柳の美の競演がよく見られます。桜並木と川の流れは春の美の象徴、そこに優雅な柳の緑の流れが風になびくのは風流なものです。 京都の鴨川沿いの垂れ柳と枝垂れ桜が順に並んでいる景色が私は好きです。 枝垂れ柳は、春から夏に掛けて緑が美しいものですが、葉の...
未生流東重甫
2015年10月4日


9月の花:蘭(ラン)
「9月の風は秋を感じさせてくれます」というセリフも久しく、ここ数年は9月に入ってもまだ秋を満喫できるような気候ではありません。暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、秋のお彼岸の頃には朝夕の爽やかな風が心地よく頬を撫でて行き過ぎます。まだまだ残暑が厳しい日々が続きますが、今...
未生流東重甫
2015年10月4日


8月の花:秋明菊(シュウメイギク)
暦の上では7月に秋を迎え、8月は秋真最中ですが、連日酷暑が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。 旧暦と新暦の間でのいけばなは花材調達に難しい所があり、実際、新暦の七夕に秋の草花を揃える事はなかなか出来ません。とはいえ、灼熱の太陽が照りつける中、秋草を思うと涼しい気分に...
未生流東重甫
2015年8月16日


7月の花:令法(リョウブ)
暑さ厳しいこの時期に白い花を咲かせ心和ませてくれる令法は、被子植物門双子葉植物網ツツジ目リョウブ科リョウブ属リョウブ種に分類される落葉小高木で、高さは3m~10mにもなります。 6月から8月にかけて、数本の細長い穂状の花序をほぼ水平に出すのが特徴です。 ...
未生流東重甫
2015年7月24日


6月の花:美容柳(ビヨウヤナギ)
6月は、よく見かける黄色い花を沢山咲かせる美容柳(びようやなぎ)をご紹介します。 美容柳は一見、金糸梅(キンシバイ)と間違えやすい花でもありますので、この2つの花を比較しながらご説明いたしましょう。 この2つの花を様々な点で比較してみましたが、下表のとおりほぼ違いはありませ...
未生流東重甫
2015年6月17日
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