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未生流 東重甫
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未生流東重甫
2014年11月29日
12月の節気:大雪と冬至
本当に早いもので、1月から24節気を紹介してから今月で全て網羅することになります。 節気は中国の殷代に使われていた太陰太陽暦を基にしたものであり、これは太陰歴に24の節目を注記することで太陰太陽暦へ行こうし、気候の推移を太陽の推移で示すことが可能になりました。毎年同じ季節に...
未生流東重甫
2014年11月2日
11月の節気:立冬と小雪
11月は、深まる秋を目で感じ、肌で感じ、音で感じ、匂いで感じ、舌で感じる時期であり、また、五感で感じる秋は人それぞれの味わいがあります。山々の景色の移りゆく色の賑わいと枯れ落ちる葉や、里の華々しく菊の競演、秋草の楚々とした美しさが気位高く咲く様、そして池には枯れた蓮が侘び寂...
未生流東重甫
2014年10月2日
10月の節気:寒露と霜降
暦の上では秋も深まり冬装備。朝夕の心地よい涼風が幾分の肌寒さを感じさせます。山里の朝はめっきり冷え込み、野草が秋の風情を感じさせてくれる時期で、通年ある菊も本番を迎え、色とりどりに咲き誇りここかしこで菊の競演が催されます。...
未生流東重甫
2014年9月1日
9月の節気:白露と秋分
ここ数年は9月でも残暑の厳しい日々が続きますが、それでも9月の声を聞くと秋を感じます。二百十日(にひゃくとうか)、五節句の重陽(ちょうよう)、二百廿日(にひゃくはつか)、仲秋の名月、秋の彼岸、等々多くの秋のイベントがあります。また、秋雨前線や台風の季節でもあり、そして9月が...
未生流東重甫
2014年8月4日
8月の節気:立秋と処暑
8月に入るとすぐ立秋を迎えます。暦のうえでは立秋から立冬の前日までが秋となり、いよいよ暑さのピークも過ぎて秋に迎える折り返し点になりますが、昨今の異常気象ともいえる暑さが続くこの時期はまだまだ夏真最中です。 8月といえば、京都では五山の送り火(大文字の送り火)があります...
未生流東重甫
2014年7月4日
7月の節気:小暑と大暑
早いもので2014年も半分が経過し、この24節気のコラムも折り返し地点を通過しました。少しでもこの24節気を身近に感じていただければ幸いですが、現在でも「暦のうえでは」と天気予報等で使われていますので自然と耳慣れた言葉になっているのではないでしょうか。のこの暦、とは24節気...
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2014年6月4日
6月の節気:芒種と夏至
24節気は、立春から始まり「節」と「中」に分けられます。1番目の立春が「節」、2番目の雨水が「中」と繰り返すので、奇数番目が節、偶数番目が中になります。つまり、立春が旧暦正月寅の月の正節で、雨水が旧暦正月寅の月の中気になります。 ...
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2014年5月5日
5月の節気:立夏と小満
24節気のコラムも5回目となりましたが、今月は立夏と小満をご紹介します。ここ最近は大型連休の頃から真夏日になる年が多く、気温が高くなるという意味からは、立夏なのかもしれません。 なお、余談ですが、24節気の他に、季節の移り変わりの目安となる雑節(ざっせつ)があります。これ...
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2014年4月5日
4月の節気:清明と穀雨
24節気の節は季節の始まりとされています。春は立春より、夏は立夏より、秋は立秋より、冬は立冬より始まります。 立春を過ぎると、いくら寒くても余寒といい、立秋を過ぎるといくら暑くても残暑といいます。(残暑見舞いを出す時期も立秋以降です。) ...
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2014年3月1日
3月の節気:啓蟄と春分
24節気は、暦に気候の推移を示す24の基準点です。 旧暦では、冬至を計算の起点(0度)において1太陽年を24等分していたのに対し、新暦では、春分点を起点としています。 太陽が春分点を起点に再び春分点に達するまでを360度とし、これを24等分することで各節気を配置、1年間...
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2014年2月1日
2月の節気:立春と雨水
前回の1月:小寒と大寒でも説明しましたとおり、24節気は、中国で紀元前4・5世紀頃から形成され始め、紀元前3・4世紀頃には今の様な形式になったといわれています。そしてその名称の1つ1つが、当時の政治・経済・文化の中心であった黄河中下流の大陸的気候に基づいてつけられたものです。...
未生流東重甫
2014年1月3日
1月の節気:小寒と大寒
もし、我々人間社会に暦が無かったら、何も成立しないのではないでしょうか。原始社会においてもその社会に相応しい暦がありました。 人間以外の動物にも昼夜の変化・気温の変化・季節の移り変わり等による自然の変化を察知してそれぞれの社会を形成していて、身近なところではクマなどの変温...
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